こんにちは、きなです。
以前書いた仕事を辞めた話でも少し触れましたが、私は約8年ほどITエンジニアとして働いてきました。
ITエンジニアといっても幅が広いのですが、いわゆるアプリ開発などではなくその基盤となるサーバー・ネットワーク側の設計や構築、運用をするインフラ側のエンジニアでした。
ただ運用の一環として、簡単なプログラムを作って作業を効率化するプログラマー的なこともしましたし、利用者からの質問に答えるヘルプデスク的なこともしたことがあります。
INFJやHSPの適職診断だと、エンジニアって「向いてる」「向いてない」 のどちらとも書かれがちなんですよね。どっちなんだっていう笑
それも「エンジニア」の仕事内容が広すぎるからなのですが…。私自身、エンジニアって面白い!と思う日もあれば、消耗してしんどく感じる日もありました。今思うとINFJ・HSS型HSPという性格・気質がよく現れていたなあと思います。
今回は私の場合の、ここは向いていたなあ、ここは違ったなあという点を8年分の実体験をもとに語っていこうと思います。INFJ・HSPでエンジニアに興味がある方などの参考になれば幸いです。
INFJ×HSS型HSPの私のエンジニア向きだったところ
一人で黙々と作業するのが好き
まず大きいのはこれですね。仕事の上で人を相手にする頻度の少なさ。
サービス職や営業職のイメージと比較して、基本的にエンジニアというのは人よりもパソコンを相手にしている時間が長い仕事だと思います。プログラムを書いたり、設計書や運用のためのドキュメントを書いたり、サーバの設定を確認・変更したり、トラブルがあれば調査したり。
人前での発表やプレゼンの頻度も高くありませんでした。(それでも定期会議やらシステム変更の審査などで時々あるにはあるんですが…これはめちゃくちゃ苦手だったので、こういうのがメインの仕事はできないなと痛感しました…)
仕事場に行かないとどうにもならない職種に比べ、仕事できる条件さえ整えば比較的リモート勤務もしやすいというのも大きな魅力ですね。
外出や対人コミュニケーションでエネルギーを使いすぎる身としては、やはりこの環境はありがたかったです。
ただ、パソコン相手が多いとはいえ基本的にはチームで協力して仕事を進めていくので、全く人と関わらなくて良いというわけではありません。
…が、やはりというかなんというか、エンジニアには同じく物静かで一人が好きそうな人が多い印象なので、そこは付き合いやすいような気がします。もちろん例外もありますが。
物事を深く考えるのが好き
当たり前かもしれませんが、エンジニアの多くは「考える」仕事です。
〇〇できるようにしたい!という要望があった時、どんなロジックのプログラムを作ってどんな設定をすれば一番合理的に・綺麗に実現できるか?それをこの先無理なく使い続けるにはどんなメンテナンスが必要か?トラブルがあった時どう動けばいいか?云々…
INFJはよく「考えすぎ」と言われますが、デフォルトでやり過ぎなくらい考えてる人なので、特に意識しなくても必要とされる本質的・論理的な思考や「深く考えている」ラインには到達しやすい…ような気がします。
実際私も、〇〇のためにこんな方法考えてみました〜と会議で説明することもありましたが、こんな場合のことも考えてる?というような質問には概ね答えられていた…と思います。多分。記憶が美化されてるんでなければ。
トラブル時の調査においても、なんでこうなった?根本対策は?を深く掘らないと納得できない性質。あれこれとしつこく調べて、ここの計算式がこうなってるからそりゃそうなるじゃん!と特定できたときはとても気持ち良いです。(とはいえ「再起動したら何故か直ったからいいか〜」もままあるんですけどね…)
自動化・仕組み化、0→1で何かを作るのが好き
これはINFJ・HSP由来かちょっと謎なのですが、私は何かを作るのが好きです。このブログもそうですし、イラストなどオタク的創作活動でも、自分の脳内にしかなかった妄想が現実で形になるととても嬉しいです。
この0を1にするのが好きな点は、プログラミングの時にかなり活きたと思います。こう動いてほしいな〜とぽちぽち組んだプログラムが、試行錯誤を経てテストで思った通りの動きをした時の気持ちよさは最高でしたね。
また理想主義な面もあり、より効率的で合理的に仕組み化されたものが好き。そのため、面倒な手作業をどうしたら自動化できるか考え、人間が楽になる美しい仕組みを実現する仕事はとてもやりがいを感じたし楽しかったなあと思います。
強い共感力・洞察力で他人の視点で考えるのが得意
これも「考える」力に関連しますが、特に「違う人の視点を想像して考える」ことが結構役に立っていたなあと思います。
わかりやすいもので言えば、利用者の問い合わせに答える場面。
特に意識しなくても、「この人は慣れてそうだから、このくらい内部の細かい説明しても伝わるだろうしわかりやすいだろうな」「この人は使い始めっぽいから、大枠の説明した上で初心者向けガイドを送った方が良さそうだな」「〇〇の設定したい?ならこの後××するだろうから、そっちのガイドも一緒に見てもらった方がいいだろうな」などなど、利用者のことを考えた回答が浮かびます。
まあこれは慣れもありますが、自然と相手の視点でどうされたら一番良さそうか?を先回りして考えられるのはこの仕事に向いていたんじゃないかなあと思います。
また、問い合わせ以外にも設計やドキュメントの作成でもこの力は大事になってきます。
エンジニアが何か作った時って、その人の頭の中にはその全てがあるんですが、それを全て資料化してみんなが理解できるようになるかというと、そうもいかないんですよね…(遠い目)
設計や仕様が人に伝わりづらい資料の場合、作った人が辞めたりして質問できなくなると最悪詰むか、詰まなくても改めて誰かが解読するというとても面倒なことになる可能性があります。(まあ今はAIが読んでくれるかもしれませんが)
その点、初めて使う人ならこの前提からしっかり説明した方がいいだろうな、文章だとややこしいから図にしよう、使う時に守ってもらう基本の流れはわかりやすく、さらに内部の細かい仕様はリストアップして、コード自体にも細かくコメントで処理の補足を入れて、実装時の資料も辿れるようにリンクを…と、
「自分以外が見てもわかる資料」を自然と作っていけるのは、自分にもチームにもありがたいことではと思います。
まあそれが本当に自分以外がわかったのかは未知数なんですけどね!自分じゃないからね!(言い訳)
心配性だからこそミスを防げる
これは良くも悪くも、ではあるんですが運用の面ではトータルでは良い方に働いたのではと思います。
システムの運用って、「いつも通り問題なく使える状態が続く」ことが何より大事なんですよね。
逆にいうと、うっかりミスで使えなくなった(システム障害を起こした)という事態が一番避けたいわけです。めちゃ怒られます。ほんとに。
しかしいくら防止策を取っても起こるのがヒューマンエラーというもの…コマンドを一つ間違えれば、作業対象を一つ間違えればシステムが吹っ飛びかねない、それが運用の仕事…ウッ頭痛が
往々にしてそれらの原因は「作業者の不注意」に行き着くわけですが(その他の要因もいろいろとあるにせよ)、その点HSPの心配性、何事も最悪の場合を想定して恐れる心が最大の武器となるわけです。
常に「今コマンド間違えて本番環境吹っ飛んだらどうしよう…」とうっすら恐れているからこそ、間違えないように気をつけてミスを防ぐことができるということですね。
実際私も、重大な障害になるようなミスは起こさずに8年どうにか無事に過ごすことができました。
また、何かしらの作業をしたらそれに間違いがないよう誰かがダブルチェックするのが常ですが、そのチェックにおいてもこの心配性や注意力がよく働き、見逃しそうな細かいミスでも結構気付けることがありました。これも「ここで見逃したら後々トラブルになるかもしれないんだよな…」と常に心配していたから、と言えるかも。
とはいえこの心配に晒されすぎるとストレスがマッハなので、ほどほどにしておきたいところでもあります…。
好奇心旺盛で新しいものに触れるのが好き
技術の世界は日進月歩、常に新しい技術が出てきて、エンジニアは一生勉強し続けなければいけない…とはよく聞きますが。
まあ新しい技術がどんどん出て来るのはその通りで、実際に仕事で「今度からこれ使ってみたいからちょっとテスト環境で触ってみてよ」というようなこともありました。
そういったときに、面倒そう…よりも「え〜なんか面白そ〜」「わー本当に動いた!こんな感じなんだ〜」とHSS型HSP特有の好奇心が発動してくれたのはエンジニアにとってありがたい性質だなあと思います。
また私はIT系の資格もいろいろととってみたのですが(主に査定のために…)、資格勉強に関しても知らなかったことを自分に取り込むことができる感覚でそこまで苦しくなくやれていました。
なのでHSS型HSPの持つ好奇心は、エンジニアとして知識や技術を身につけていくための武器になると感じます。
INFJ×HSS型HSPの私のエンジニアに向いてなかったところ
理想主義・完璧主義と現実との葛藤
先述の理想主義が悪い方に出た面ですね。これはエンジニアに限らず、全ての仕事に共通することかもしれませんが…。
先述の通りたくさん考えて、自分の中では完璧!美しい!となった理想のシステム案でも、必要な工数やら予算やら納期やら…といった現実とのすり合わせの結果、多少力技でも現実に間に合う案の方が採用されたりします。
そんなの美しくないよ〜将来の運用も大変だよ〜…と内心不満だらけなのですが、そうなったら従うしかないのが現実というもの…。
また、自分の仕事のやり方に理想像がある分、「え、その問い合わせならこう回答した方がいいんじゃ…」「その資料は図を使わないとわかりづらいんじゃ…」と細かいところで他の人のやり方にモヤモヤしてしまうこともありました。
理想と現実との乖離で消耗するのは万事に共通ですが、それが一過性のものではなく時に継続して向き合わないといけないのはなかなかしんどいものがありますね〜…。
自分のペースを崩されるとしんどい
エンジニアというと一日中ひたすらコードを書いている…というイメージもあるかもしれません。実際私も稀にそういう最高な日もありました。
ただ私のように運用寄りの仕事だったり、数年して人に質問されたりチェックをお願いされる側になるとなかなかそんな日ばかりともいきません。
自分の作業に集中したくても、不定期にチャットやメールの通知音が鳴って色々な頼まれごとが舞い込んできます。この資料チェックお願いします、この設定ってどうやったらいいの?なんかエラー鳴ったけど見てくれる?あの問題って今どうなってるっけ?などなどなど…
ほぼ同時に2〜3箇所から話しかけられて「わ〜〜今日はモテて困っちゃうな〜〜!!💢」と叫びそうになったことも笑
とにかく自分のペースで物事を進めたい性質なので、こういった割り込みが多いとそれだけでかなり消耗しますね…。とはいえこれもどんな仕事でも結構共通しそうなのが難しいところです。
結局、INFJ×HSS型HSPの私はエンジニアに向いていたのか?
いろいろ書いてきましたが、8年やってて「私はエンジニアの才能ない…向いてないんだ…!!😭」と絶望することは幸いそんなになかったので、まあ時にしんどい部分があるにせよトータルでは向いている方だったのでは、と思っています。
ただその中でもエンジニアという肩書きで置かれる場所は数多く、私は自分のペースで仕組みの話にじっくり向き合う場所が好きで、割り込みされがちで消耗しやすい場所は苦手。最後にいたところは後者だったんだなあと。
こういった「エンジニアになった後でどんな環境・役割で働くか」までコントロールできれば、INFJ・HSS型HSPという気質はエンジニアとして大きな武器になるのではと思います。
「向いている仕事=一生続けたい仕事」…とは限らないかも
とはいえ私の今後の働き方に関しては、向いている方だとしてもまたエンジニア職に戻るかは未知数です。
というのも、今後は仕事内容よりも自分の時間が確保できるかという労働条件を大事にしたかったり、仕事内容でも「自分にできるか」より「自分がやりたいか」を重視して働き方を考えていきたいなあと思っているので。
上記のような環境・役割・働き方がばっちり理想で完璧な職場に運良く巡り合えれば言うことなしなのですが、まあ現実はなかなかそうもいかないもので…。であれば無理にエンジニアにこだわらず、面白そうなアルバイトにいろいろ手を出してみる人生もありだなあと思っているところです。
まあどんな働き方・生き方を選ぶにせよ、こういったINFJ・HSPならではの強みを活かしていければ良いなあと思います。(そんな生き方についてのくわしくはこちらの記事にて↓)
INFJやHSPでエンジニア職に興味のある方など、何かの参考になったら幸いです。
ではでは、読んでいただきありがとうございました〜



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